加工実績Products

カラードペレット・カラーマスターバッチ

生活のあらゆる場面で使用されているプラスチックに彩を与えるために欠かせない着色プラスチック原料です。また、ドロップイン着色用に高濃度の顔料・染料を含有したカラーマスターバッチも取り揃えており、合理化をはじめとするお客様のあらゆるニーズにお応えしてまいります。対象樹脂は、汎用樹脂からエンプラにいたるまで幅広く適応しております。特殊着色剤・少量試作・小ロット品・短納期にもお応えいたします。

【汎用樹脂】 PP,PE,PS,ABS,PET
【エンプラ】 POM,PA,PC,m-PPE,PBT,PAR,PSF,PES,PPS,PEEK,PI,PEI,LCP etc.

フィラー高充填マスターバッチ

カーボン・タルク・炭酸カルシウムなどの無機フィラーを高濃度で樹脂に練り込んだマスターバッチです。マスターバッチ化することで作業現場でのフィラーの飛散がなく、工場を汚染いたしません。また、独自の分散・溶融混練技術により成形時のフィラーの再凝集が少なく異物の混入や目やにの発生を防止します。フィラー充填量も最大80%まで高めることができ、さらなる合理化・不良率の削減にも貢献いたします。長繊維系フィラーのL/Dをできるだけ残したい、エンプラにも適用したいなどのあらゆるお客様のニーズにもお応えいたします。

フィラー 充填濃度 キャリア樹脂
炭酸カルシウム 80% HDPE,LDPE,
LLDPE,PP
タルク HDPE,LDPE,
LLDPE,PP
硫酸バリウム LLDPE,PP
水酸化アルミニウム LDPE,EVA
シリカ 60% PP,ABS
カオリン SBR,EPDM
ワラストナイト 40% PP
カーボン LDPE,PP,PS,
ABS
酸化チタン LDPE,PP,PS,
ABS

※その他のキャリア樹脂についてもお気軽にご相談ください。

金属含有・高比重コンパウンド

当社独自開発の高充填コンパウンド専用混練押出機を用いた金属充填系コンパウンドです。
射出成形や押出成形などの各種成形が可能で、高意匠性・電磁波シールド・バラスト・釣り具用のおもりなどに利用されています。

【写真】銅:40%、LDPE:60%

金属はその他、アルミ二ウム・鉄・コバルト・ニッケル、ゲルマニウム等、各種ご要望に応じてコンパウンドを作成いたします。バインダー樹脂は汎用樹脂からエンプラ系まで各種の熱可塑性樹脂群からお選びいただけます。お気軽にお問い合わせください。

【写真】タングステン:95%、Nylon5%(比重18.0)

金属不活性化マスターバッチ

金属不活性化とは、顔料やフィラー等の無機物中の多価金属イオンや残存触媒による樹脂中のフリーラジカルの発生を抑え、高分子鎖の切断等による樹脂の劣化を防止します。また、電線被覆や摺動性樹脂など金属に接する用途での金属イオンの移動による経時劣化の防止などにも注目されています。

アンチブロッキングマスターバッチ

特殊真球状微粒子を用いた樹脂フィルム等のブロッキング(くっつき)を防止するためのマスターバッチです。シャープな粒度分布を有するためマトリックス樹脂の強度低下が少なく、かつ独自の外部分散技術により少量の添加で優れたアンチブロッキング効果を発揮します。

目やに防止マスターバッチ

インフレーション・Tダイ成形時や異形押出成形時の目やにの発生は、外観不良・異物混入を招くのみならず、連続成形を困難にし製品の歩留まりの低下を起こします。特に着色剤や無機フィラーの添加時には目やにの発生が著しくなります。
当社の目ヤニ防止マスターバッチは、大多数のポリマーに対して非相容であり、溶融フロー時の移動速度が速いことから、ダイの金属表面上に薄いコーティング層を形成します。この層が押出成形時の加工性向上に直接寄与します。
主にオレフィン系樹脂用に適切化しており、Tダイ・インフレーション成形用と異形押出・ブロー成形用の2タイプを用意しております。(高融点のエンプラ用もご要望に応じて調製いたします)

【特徴】
・メルトフラクチャーの根絶(シャークスキン効果)
・目ヤニ発生の軽減
・高光沢の表面仕上げ
・樹脂圧力降下・ダイアウトプット向上
・製造立ち上げの迅速化
・エネルギー消費削減

PP用 MFR改質マスターバッチ

PP樹脂のメルトフローを向上させるためのマスターバッチです。PP繊維・フィルム・不織布等の生産効率の向上に利用されています。また、比較的メルトフローレートの低いPPシート端材や押出成形製品等から再生・リペレット時に添加して射出成形用に最適化するといったマテリアルリサイクルの分野でも活用されています。

PE・EVA・各種ゴム用 架橋剤マスターバッチ

PE、EVAの発泡成形や各種ゴムの架橋に用いられる有機過酸化物をマスターバッチ化したものです。通常、液体や低融点のフレークで提供されている有機過酸化物は取り扱いが難しく、マスターバッチ化することによりハンドリング性が大幅に向上、かつ安全にご使用戴けます。お客様のご要望に応じて有機過酸化物の種類と濃度またキャリア樹脂をお選びいただけます。

増粘性付与マスターバッチ

PETやPBT、PCなどのポリエステル系樹脂は溶融粘度が低く、Tダイ成形や押出成形時にドローダウンを起こしやすく、ダイスウェルやネックインの発生も顕著となるため連続成形時に製品肉厚変動などの要因となります。増粘性付与マスターバッチをこれら樹脂に少量添加することにより溶融粘度を向上させ成形性を向上させることができるとともに、発泡成形時には独立した均一なセルを形成するのに必要な溶融張力を付与させることができます。

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